定着しない外国人看護師の問題
2008年にアジア各国と経済連携協定(EPA)の締結をした日本は、インドネシア、フィリピン、ベトナムから看護師候補者を受け入れています。看護師候補者は日本の地域社会で生活できるコミュニケーション能力や日本での社会生活上のマナーやルール、就労と国家試験合格に必要な専門的知識を勉強し、その後日本の国家試験を受けます。国家試験に合格すると日本で看護師として働くことができますが、日本語が大きな壁となり合格率はとても低いのが現状です。
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越えられない言葉の壁
日本で働く外国人看護師にとって、日本語は越えられない大きな壁となっています。日本語は漢字、ひらがな、カタカナと種類が多く、特に漢字は1つの文字で訓読みと音読みがあるため名前を読むときに困ります。また、外国人看護師は、ビジネスレベルの日本語は習得しているので、医者や看護師同士での会話はできますが、患者さんとの会話になるとその土地柄の訛りや言い回し、病気や認知症で会話が不自由な人がいるため難しくなります。また、敬語で話すことができない外国人看護師も多くいます。詳細はこちら
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難しすぎる日本の国家試験
外国人看護師が日本で働くためには、外国の看護師学校養成所を卒業し、看護師免許の取得が必要です。その後、入国してから3年以内に日本の看護師国家試験に合格しなくてはいけません。しかし、平成21年〜27年の外国人合格者の平均は7.3%でした。外国人の合格率が低い理由は日本語の難しさが原因です。また、外国人看護候補生のほとんどが、受け入れ先の病院で看護助手として働いているため、勉強する時間をつくることができないのも理由の1つです。詳細はこちら
自分(管理人)は海外で看護師として働きたいと思い、さまざまな方法を調べましたが、残念ながら夢をかなえることができませんでした。自分のように国際看護師を目指している人に、少しでも夢を実現してほしいと思い、サイトをつくりました。当ウェブサイトへのお問い合せはこちらまでお願いいたします。